千と千尋の神隠し

2002年のお正月に､あかねは広島のおばさん（母の姉）から、「千と千尋の神隠し」の絵本をもらった。これは、去年の7月に公開され、観客動員数などの記録を更新した宮崎駿監督のアニメ映画の原作絵本だが､わが家では映画を見てないので､それまで物語の内容は知らなかった。あかねは、さっそく本を読み､すっかり気に入り､映画を見てみたいと言い出した。しかし、時期的にもう終了してしまった映画館が多く､東京まで行かなければ上映している映画館はなかったのだが､インターネットで調べてみると､清水にあるエスパルスドリームプラザ４階のMOVIX清水でまだ上映していることがわかり､2002年2月10日の石垣いちごがりの帰りに見に行った。MOVIX清水は、ワンフロアに9つの映画館があり､座席もゆったりしていてきれいだった。駐車場が混んでいて入場に時間がかかったが､13時10分からの上映に間に合った。子供たちにとって､大きなスクリーンの映画館で映画を見ることは､初めての経験だったが､ひとみとあかねは、食い入るように見入っていた。ひかりは、「湯婆婆」の迫力に怖がっていた。いちごがりのあとだったので、トイレに行きたくなるのではないかと心配されたが、それもなく、2時間の物語に没頭して楽しむことができた。
その1週間後の2月17日､この作品が第52回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門の最高賞の「金熊賞」を獲得したと発表された。

絵本の表紙

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千と千尋の神隠し
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