春の富士山麓めぐり

2007年のゴールデンウィークは、決まった予定がありませんでした。
5月4日は特にみんなの用事がなく、また前日の天気予報で天気がよさそうだったので、「浜松まつりの凧揚げ合戦」を見に行こうということになり、午前7時に出発しました。ところが、途中の東名高速で富士山があまりにもよく見えるため、急遽｢浜松まつり｣をやめて富士山麓めぐりをすることに変更になりました。

東名高速を御殿場インターでおりて、十里木高原方面へ向かいました。富士サファリパークのすぐそばに「忠ちゃん牧場」があります。車をとめると、目の前に広がる広大な草原と雄大な富士山が青空に映えて、すばらしい絶景です。牧場には牛のほかヤギやヒツジなどがいて、富士山を背景に草を食べている姿が、何とものどかです。「名物」のジンギスカンハウスもありますが、それほどお腹がすいていなかったのでソフトクリームだけ食べました。

忠ちゃん牧場から「南富士エバーグリーンライン」（500円）、「富士山スカイライン」（無料）を通って、夏の富士登山でおなじみの｢富士宮口新５合目｣に行きました。富士山スカイラインの登山区間（２合目～５合目）は、前日の5月3日に冬季閉鎖が解除になったばかりで、昼間（17時まで）のみ通行可能となっていました。
５合目のまわりにはまだ雪がだいぶ残っていて、登山道も少しぐらいなら登れるかと思っていましたが、全面通行止めでバリケードがはられていました（でも、登山道の少し上の方でスキーやスノーボードをしている人たちが見えましたが・・）。売店・食堂の建物の壁や看板も雪や土砂の影響なのか、かなり傷んでいました。
外でお弁当を食べようと思っていたのですが、外に出てみるとけっこう寒いので、結局車の中で食べることにしました。

５合目からは直接帰宅しようと思い、一度は富士山スカイラインを御殿場方向に向かったのですが、まだ少し時間が早かったので思い直して、水ヶ塚駐車場でＵターンして｢白糸の滝｣に行くことにしました。
この滝は、富士山の雪解け水が、高さ20m、幅200ｍの湾曲した絶壁の溶岩層の隙間から岩清水となって噴き出し、大小数百の白い絹糸のように細く流れ落ちる滝となって流れ落ちています。昨年のゴールデンウィークに訪れた日光の華厳の滝とは違った趣がありました。滝壷にあったお土産屋さんにならんでいたトマトとキュウリがおいしくて、みんなでたくさん食べました。


閉鎖中の登山道入口